ビリーザトナカイができるまで<その4>切る(4)〜(5)

 

10月の刊行に向けてただいま制作真っ最中の「ビリーザトナカイ」。

いったいどんな、きりえクリスマスブックになるのでしょう?

作者の、きりえや高木亮さんの制作現場にお邪魔して、
その制作過程を何回かに分けて、高木さんのコメント付きで紹介していきます!
ぜひご覧ください。

<その4>は、切る(4)〜(5) です。

一気に切り進み、切り終わった状態になりました。

「きりはじめからきりおわりまでの時間は、(集中力さえ続けば)切る穴の数でだいたい決まります。」(高木さん)

下絵もまだ残っている状態で、切っている雰囲気も伝わってきますね。

周りがホチキスで綴じられているのが分かります。

切る<4>

切る<4>

かなり細かい絵ですが、実際にはどれくらいの時間がかかったのでしょう?

「穴が多いほど、時間もかかります。この絵は2時間ぐらいかかりました。」(高木さん)

そして次へ進みます。

「これは下絵をはがした状態です。まだ橋は残っています。」(高木さん)

<切る1>で紹介した「橋」が、浮いている部分もつないでいるのが分かります。

切る<5>

切る<5>

下絵をはがす時には「たくさん穴のあいたレース状の原画は破れやすく台紙に固定するまでは注意して扱う必要があります。」(高木さん)とのことです。

高木さんのきりえは、細い線で絵の表情が豊かにしているところも特徴です。

線が細ければ細いほど最後まで気が抜けないようです。

次回は、最終回<その5>仕上げ〜彩色 を紹介します!

お楽しみに。

「ビリーザトナカイ」「ビリーザトナカイ2」は2013年10月刊行予定です。

 

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